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叶わぬ恋でも君のために。

第19章 表の顔と裏の顔


資料室に行くため廊下を歩いていた時だった。


「ね、酷いでしょう?」



彩さんの声だ。


彩さん…この空き部屋で何してるんだろう…。



「社長や秀司の悪口ばっかりで何にも教えてくれないんだから。」



…誰の話してるんだろう…。



「ねぇ秀司、私の話聞いてる?」


「…聞いてるよ…。」




…秀ちゃん?





「…だからね、





生田眞子…










あの人辞めさせて?」





え?






私…?



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