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叶わぬ恋でも君のために。

第19章 表の顔と裏の顔

優しくしないでほしい…。


もっともっと好きになってしまう…。



心を鬼にして
その手から逃げたその時---


その手が私の右手首を掴んだ。



「…秀…ちゃん?」



そして---





!!!!!





君の腕の中に引き寄せられた。





「…少しだけでいい…。


このままで…いさせて…?」





どうして?



どうしてこんなことするの?





突き放さなきゃ…。




だけど---




久し振りの大好きな匂いと温もりに




拒むことが出来ない…。

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