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叶わぬ恋でも君のために。

第20章 君のためについた嘘。

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テーブルを挟んで向かい合わせに座った私と秀ちゃん。


恋人だったあの日は隣に座ったけど
今日は敢えてその場所を避けた。


隣には私達が愛し合った寝室があって
それだけで…身体が熱くなる。



「…話って…何…?」


気を紛らすように口を開くと




「…この部屋…変わってないね…。

あの日と…全然…変わってない。」




そうだよ…。



私は何も変わってない。




変わってしまったのは…


君の気持ち。

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