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叶わぬ恋でも君のために。

第4章 君と二人で朝食を

「僕、朝ご飯まだなんだ。
眞子ちゃんの分も頼んであるから一緒に食べてね?」


今朝はギリギリまで寝てて食べてこなかったから嬉しいけど…今日もスタート遅れちゃうな…。





テーブルに並べられた豪華な朝食。
今朝も焼きたてのクロワッサンとバターロールがある。


一気にテンションUPして、服を着た秀ちゃんと向き合って“いただきます”をして食べ始めた。



「ほんと、美味しそうに食べるね。」

「だって本当に美味しいんだもの。」


「眞子ちゃんと食べるといつもと同じパンもぐっと美味しく感じるな。」

「…そう?でも、毎朝パンなの?」


「今日は眞子ちゃんと食べようと思って早くから頼んでおいたんだ♪」

「…。」


「昨日、寝る前にふと思い出したんだ。
眞子ちゃんが美味しそうにパンを頬張る姿。


そしたら早く一緒に食べたくってさ♪」


「/////」



---何で私、照れてるんだろう。

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