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叶わぬ恋でも君のために。

第22章 君と生きる。


「お兄さん、彼女居ないって言ってたじゃん。」


その女性は秀ちゃんにそう言うと
お店を出て行ってしまった。



「あ、ごめん。

私、謝らなきゃ…。」


そう言って席を立とうとすると



「いいよ、ちょうど良かったよ。

彼女、しつこくて困ってたんだ…。」



困ってた?


随分楽しそうに見えましたけど?




「接客業も大変だよ…。」


モテる男は辛いよ…って聞こえますけど?




「それはそうと、さっきのあれ、何?」



さっきのあれって?





「いつから俺の彼女になったの?」




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