叶わぬ恋でも君のために。
第22章 君と生きる。
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恋人に戻ってから三ヶ月が経った。
「秀ちゃん、今日早番だよね?」
「うん。早く帰って来るよ♪」
「わかった、これお弁当。」
「いつもありがとう♪チュッ♪」
私達は、同棲を始めた。
秀ちゃんはあのカフェで社員として働いている。
どうしてカフェ店員?って聞いたら
“あのカフェで眞子ちゃんを見掛けたことがあるから。”
“あのカフェで焼いているパンが有名だから”
“あのカフェで働いてたら眞子ちゃんに絶対会えると思ったから”
とのこと。
特に焼き立てのパンを見ていると
私のパンを食べている幸せそうな顔が目に浮かぶんだそうだ。