テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第22章 君と生きる。

私は相変わらず仕事を続けている。


智哉もバリバリ働いている。




「眞子、これ今日中に頼むよ。」


バサッ、と大量の資料を私の机の上に放る私の上司。


「えー、こんなの残業しなさいって言ってるようなもんだよ…。」


「なんだ?前は文句言わずに一生懸命やってくれてたのに…

新しい彼氏は、理解力が足りないのかな…。」



智哉はそう言って隠すように口角を上げる。





秀ちゃんは…理解力が足りない訳じゃない。


ただの、やきもち妬きなだけだ。






智哉がいつも私の傍に居るから…



私の彼は、すぐに拗ねる。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ