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叶わぬ恋でも君のために。

第22章 君と生きる。

既に帰宅しているだろう秀ちゃんに
メールを送った。


“ごめんね、今日残業になった。”


返信はすぐだった。



“鬼上司”



鬼上司って…。




「プッ…。」




思わず噴いてしまった。


すると…




「随分余裕だな?」



私のスマホを覗き込む鬼上司。



「上等。」




それだけ言って私のスマホを取り上げて何かを打ち込み始めた。



「ちょ、返してっ」



智哉からスマホを返して貰おうと
もがいたけど無理だった。




「ほら。」





手元にポトリと返って来たスマホの画面は案の定


“送信完了”

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