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叶わぬ恋でも君のために。

第6章 君に溺れていく…。

二時間もの移動中、私達が何を話していたかというと…


二人でスマホを見ながら観光地や、食べたい物を検索していた。


秀ちゃんに流されてすっかり私もプチ旅行気分だ。


「眞子ちゃん、このレストラン、お昼も焼き立てパン食べ放題だって♪」


「ねぇ、こっちのラーメンも美味しそうだよ?」


「ほんとだ。旨そう♪
一食はラーメンにしようか?」


「うん、そうしよう♪」


元々食べることが大好きな私。
何だかすっごく楽しい。


大まかなプランがたて終わった頃、
秀ちゃんと一晩部屋を共にするホテルに到着した。


もちろん途中でコンビニに寄って必要な物も揃えた。





秀ちゃんが一人、受付でチェックインしてくれて
その後エレベーターで25階まで上がった。


そして、ドキドキしながら秀ちゃんの後を追うように一つの部屋に入った。




「眞子ちゃん見て見て!

いい眺め♪」


秀ちゃんは夜景を一望できる大きな窓に駆け寄った。


「ほんと…綺麗…。

急な予約でこんな素敵な部屋が空いてたなんてラッキーだよね?」


「…ほんとだね♪」



この部屋、いい値段するんだろうな…。



そう思いながら室内を見渡すと、



!!!



え---?

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