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叶わぬ恋でも君のために。

第7章 恋人迷路

秀ちゃんが言うと嫌味にも感じないな…。



「どうしてこの街にそんなに詳しいの?」


「子どもの頃住んでたんだ。今でも時々遊びに来るよ。」


時々、遊びに来る?


タクシーの中でどこに行くか調べる必要無かったんじゃ…。


「そんな事よりも、ほら、ラーメン食べに行くよ?」


「い、今から?」


「不満?」


「私、まだお腹すいてないし…。」


「大丈夫!お腹すいてなくても絶対にイケるから♪」



秀ちゃん---


全てにおいて強引すぎるよ…。







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「お腹が苦しい…。」


「でも美味しかったでしょ?」


「確かに。」



「眞子ちゃんとは嗜好が似てるから嬉しいな♪
どこに行っても一緒に楽しめる♪」



「そう、だね…。」



「後何回、眞子ちゃんとデートできるかなぁ?」



「…。」






突っ込みどころ満載の発言は


私の心臓を刺激する。







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