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叶わぬ恋でも君のために。

第7章 恋人迷路

秀ちゃんと手をつないで同じゴールに着いた。


これって…ズルだよね…。




「よし、眞子ちゃん次!

遊園地行くよ?」



「え?」


余韻とか、何か無いの?









再び自転車を漕いで
私達は遊園地を目指した。



……………………………………………………………………

……………………………………。





「本当に空いてるね…。」


「この日のためにお金を沢山払って会員になってるようなものだからね♪」


「ふぅん…。」




「よし、まだ花火大会まで時間があるからジェットコースターに乗ろう♪」


「うん♪」



私、遊園地でジェットコースターが一番大好きなんだよね。








………………………………。






楽しかった。



大好きな遊園地に……



大好きな人と、



好きな乗り物に乗って、はしゃいでいた。







すっかり空も暗くなって
花火大会の時間というよりは


観覧車の時間を迎えた。

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