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叶わぬ恋でも君のために。

第7章 恋人迷路

順番が回ってきて観覧車に乗り込むと
秀ちゃんは私の隣に座った。


綺麗なネオンの光に包まれて
キラキラした君の瞳がより輝いて見えて


私は窓から外を眺めることしか出来ない。



「花火、綺麗だね♪」


「うん…。」



「ありがとね?」


「ん?」



「急な旅でも付き合ってくれて嬉しかったし
ほんと、楽しかった。」


「私も…楽しかったよ…。」



「最高の思い出になったよ。」


「私も…。」




「きっと……来年になっても、再来年になっても
これから毎年、今日のことは思い出しそうな気がする。」




それって---




「僕が結婚しても、ずっと思い出しそう♪」







やっぱり---



そういうことだよね…。


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