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叶わぬ恋でも君のために。

第7章 恋人迷路

はっきり、やめてって口にしたら
もう二度と私には触れて来ないかもしれない。






それも…



嫌だ---。






結局、君にされるがままでいるしか無いんだ…。




ソファーに腰をおろしてそんなことを考えていると、テレビの横に“恋人迷路”の文字が見えた。


手に取って見ると、今日、秀ちゃんに連れて行ってもらった向日葵畑のパンフレットだった。



“恋人迷路にはこんな言い伝えがあります。

別々の場所からスタートして迷路の中で二人が出逢えたら…”




ん?





「迷路の中で二人が出逢えたら

二人は結ばれる…。」








秀ちゃんの言ってた言い伝えと、違う…。



どっちが本当なんだろう。




でも---



そんなこと気にしてたって仕方ないか…。




私の恋は、けして…



叶うことのない恋なのだから。

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