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アクマにアソコを貸しました

第7章 その位、ちょっとヤンチャなだけじゃないですか

後頭部を抱えこまれるような激しいキスに、今度こそ何も考えられなくなっていく。

ケィシの身体を見た時に一瞬感じた違和感は、興奮と快楽によって見る間に流されて見えなくなった。


「梓穏、ここへ」

ザバッと引き上げられて“ここ”と指定されたのは浴槽の縁に腰掛けるケィシの太ももの上。しかも高そうなスーツのパンツを履いたままですが。


そこへ横向きに座らされて、落ち着かないことこの上ない。

「ケィシ、ズボン濡れちゃうよ」

パタパタと水滴がお尻の下へ染みていくのに、気にも止めない。

「大丈夫、もうすでに濡れているから気にするな」

そう言って再び深いキスをする。
――既に濡れているのは大丈夫とは言わないのでは。
口蓋を舌でつぅ、となぞられ、舌に舌を絡められ、直ぐにズボンの心配どころではなくなった。

ケィシは処女の私を“どこもかしこも甘い”と言っていたけれど。私からすればケィシの方こそ甘い。

絡まる舌をもっと味わいたくて、夢中でしがみつく。

固く立ち上がった胸の頂を無意識にケィシに擦りつけ、太ももをモジモジさせてしまう。

口と胸と秘部のどれを優先させればいいのかもわからない。全部――全部きもちいいの

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