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アクマにアソコを貸しました

第7章 その位、ちょっとヤンチャなだけじゃないですか

「証って…記憶にしろ処女じゃない事にしろ、残していけばお前が傷つくだけだ。どうしてそれがわからない!?」

今やケィシの眉間のシワは見たことも無いほど険しくなっている。

でも負けない。どうあっても引き留められないのなら、思い出を糧に生きていく位は許して欲しいのに。
ケィシこそどうしてわかってくれないのだ。


戸惑いながらもそっと私の頬に指を滑らせるケィシ。

「今はまだ…そうだな“酔ってる”とでもいうのか。シチュエーションと俺たちの魔力に酔ってるだけだ。

時間が経てば酔いは覚める。お前に残るのは人外のものに汚された記憶と、その記憶に違(たが)わない身体」

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