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アクマにアソコを貸しました

第2章 これってモテ期じゃないですか

「さてと、そろそろ剥ぐか」

その声で、ペトッと中心が張り付いたショーツの残骸を新たに伸びた影が取り去った。

入り口を潤す蜜を長い指で掬い、何度も花芯に塗りたくられてすでに意識は朧気だ。


「ケィシ、ケィシぃ…」


うわ言のように名を呼ぶ。それを聞いたケィシは一瞬目を見開いて、悲しげに笑う。

すぶっ、ずっ…ずっ…ずんっ!
最奥まで入った瞬間、瞼にフラッシュが点滅した。

「あぁっ!」叫んだ拍子に背中が弓なりにしなった。
その隙間に腕を入れたケィシは初めて優しい声を出した。

「安心しろ。マソォが戻ったら処女膜を再生させて、記憶を消してやる。
全て――元通りに」


何か重要な事を聞いた気がするが、頭に靄がかかったように理解出来ない。


モトドオリニ


漸く理解出来たのは最後の一言だけ。

「そう、よかった…」

無意識に発した言葉がケィシに届いたのか、聞いたケィシはどんな顔をしたのか――それさえも確認できずに快楽に沈んでいったのだった。

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