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アクマにアソコを貸しました

第6章 ロスタイム上等じゃないですか

「どうする梓穏、これからも…人外である俺に、こんな風にされたら」

何かを確認するようにそんな事を聞いてくる。

パチュッ パチュッ パチュッ

「いい、もん…別に…」


浅くゴリゴリと抉られるような動きに変えられて、瞼の裏がチカチカする。
その時、急に楔を引き抜かれて不満気な声を漏らしてしまう。


「梓穏、乗って」


私の体を起こして、胡座の上で向かい合わせに座らせた。ズニュ、とゆっくり戻ってきたケィシが私の中に収まると喜ぶようにキュウキュウと蠢く。


カプリと胸を食まれて仰け反ると、もっと胸をつき出すようなかたちになって、結合部からも胸からも水分のある卑猥な音がする。


マソォが来たと同時にベッドに術をかけていた。見た目は普通だが、ベッドの上に乗ると空間が数倍に広くなる。

その落ち着かないほど広いベッドがギシギシと音を立てている。私が上下に揺れる度にベッドも喘ぐ。

いくら広くても、マソォが同じベッドで寝てるのに。

そこに思い至ってふとマソォの眠る方へ視線をやると、


――橙色の双眸とぶつかった。

うそ…見ないで…

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