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素直じゃない契約

第10章 文化祭



海のときの嫌な出来事を思いだしあたしは目をそらした。
あのときのことをなずなに話していたので、あれから遠ざけてくれるようにしていた。


『恭介先輩のとこは何だっけぇ??』

「えーっと…メガネ執事クラブ??」

『ホストじゃん(笑)沙羅、他の女に取られるぞ~』

「はぁ??別に…」


別に??
いいのかな…??


あたしとなずは午前中は客寄せだったので、
恭介のクラスへ行くことに。


『お帰りなさいませお嬢様』

『きゃぁぁぁぁ♪イケメン揃い~』

『ふふ♪お嬢様も可愛らしい格好で♪』


完全にホストだこれ…


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