素直じゃない契約
第10章 文化祭
あたしたちは席へ案内された。
『ご希望はありますか??』
『イケメンで!!!』
『かしこまりました』
恭介いないなぁ…
どこだ??
「失礼いたします。沙羅様専属執事、イケメンの恭介ですー」
「わっ!!!どこにいるかと…」
「探してくれたんか??♪おおきにお嬢様♪」
「いや違うし!!!それにしても…」
ピシッとした執事服にメガネをかけてる恭介…
似合ってるなー…
「お嬢様、見とれていらっしゃりますか??」
「え!?!?いや、ちがっ…」
『すいませーん、他の席に移動しまぁす♪あとはお二人でぇ♪』
「え、なずなちょっと!おい!」
なずなは他のイケメン店員さんにつれてかれた。
「似合いますね、そのコスプレ」
恭介は帽子の垂れ耳を触る。
「可愛らしいお嬢様にぴったりや…」
「ううううううるさい!!!」