素直じゃない契約
第12章 2度目
携帯には写真が映っていて、
あたしの口に手をあてられ
顔を赤くし嫌がっている写真だった。
『これをー、インターネットとかに投稿しちゃおうかな??♪』
「はぁ!?意味分かんない!!!返せ!!!」
『近寄らないで!だったらさー…この人とヤってよ』
「何で…この人誰よ!?」
『あたしの元カレ~、あんたも会ったことあるでしょ??』
通る車のライトで顔を見るとあたしが最後に見た女の彼氏の人だった。
「何でこいつなんかと…」
『あたしとこの人で考えたのよ。風俗だけじゃ金が足りなくって…、AVを投稿したら金がもっと貰えることに気づいちゃったのよねー。
で、たまたまあんたが電車にいたからこいつにしよーってね♪』
「ふざけないでよ!あんたのお金誰が払ったと思ってるの!?あたしの…」
あたしの…婚約者…??何ていえば良いの…??
『あー、あのお金ね。風俗で働いたのぉ??♪』