素直じゃない契約
第13章 理生の決意
朝起きて、服に着替えてから
扉を確かめてみたがやはり鍵は閉まっていた。
「やっぱり…開かないかー…」
テーブルの上には朝食のトレーがのせられていた。
「腹減ったし…食べよっと」
食べてみてふと気づいたことがあった。
もしかして…
縁側から出られるのでは…??
扉に手をかけると…
ガラガラ…
「!!!開いた」
足音をたてずにそっと庭へ裸足でおりる。
ジャリ…
このまま恭介のとこまで行って交渉してみよう!!
そろーっと歩いて離れから本家へ向かおうとすると…