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素直じゃない契約

第13章 理生の決意



理生くんがあたしの腕をつかむ力が強くなる。


「理生くん…??」

『僕だったら…沙羅さんをそんなことさせないよ』


理生くんと向かい合う。


「兄さんのところに無理にいる必要はないでしょ?
僕と一緒にいよう…??それとも何か弱みでも握られるの??」


弱み…
借金と交換条件で婚約したこと…
それを理生くんに話す…??


「…ありがとう理生くん。そんなこと言ってれるだけで嬉しいよ」


そういうと理生くんはあたしの腕をひいて
抱き締めた。


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