素直じゃない契約
第14章 心の変化
ー…
「はぁ…それで、何か用だっけ?」
「あぁ、今朝理生が出ていったやろ??
それで、理生の所へ偵察してきて欲しいんや」
「偵察…??」
そんな大役あたしがなんで…
「沙羅が一番の適役や。
昼飯食うたら行くで。その場所の近くまで組のやつに送らせるから、な?頼むで」
「うーん…不安だなー…」
「別に何かを聞き出せっちゅーことやない。
ただお茶してくるだけでええ、
そこまで緊張することないで」
「…分かった」
「よし。じゃ、昼のあとでな」
「あっ…」
お昼ご飯離れで食べていかない??
と言いたかったけどそんな勇気がでなかった。
本当あたしってダメだな…