素直じゃない契約
第5章 波乱
帰り道
「何か暖かい通り越して暑いね。もうそろそろ夏だね~…」
「おー、あっついなぁ…。とこらで何かあったん??」
「え??」
「さっきお友達が言うてたやろ??」
「あ、いや別に大丈夫」
「ふーん…」
恭介が疑っていたけどごまかせてる気がする!!
「これは??」
あたしのYシャツについていた汚れを指差した。
たぶんプリントに倒れたときにインクが擦れてついたものだった。
「ちょっ…と転んでね~、汚れちゃったんだね!!!
そいえばあのさ~……」
恭介が何か言いたそうだったけど、話題をそらした。
バレないようにしなきゃ…