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素直じゃない契約

第6章 夏



ガラッ

着替えてる途中で恭介が入ってきた。


「ぎゃぁ!!!何で入ってくんのよ!!!出てってよ!!!」

「理生と帰ってきたんか??」

「え??」


下着姿だったので、また馬鹿にされるかと思っていた。


「あー、傘がなかったから…」

「俺に言えば迎えに行ったで??」

「そんなん悪いじゃん、わざわざ来てもらったら…」

「沙羅のためなら構わんから。あんな風にされるくらいなら…」

「え?最後らへん聞こえなかった」


恭介は切ないような顔をしていた。


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