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素直じゃない契約

第6章 夏



「『ただいまー』」

『お帰りなさいませ…、あれ、お二人ご一緒に…??』

「あぁ、私が傘を忘れてしまって…。駅で入れてもらったんです」

『ふふ、もう家だから安心だね~♪早く着替えなね』

「うん、ありがとう理生くん」


お手伝いさんは不思議な顔をして部屋へ戻っていった。


「恭介ー??ただいまー」

「…おー、お帰り」


恭介は縁側で外を見ていた。


「雨でびしょびしょになっちゃったから着替えてくる」

「おー」


何だか上の空な感じ…
どうしたんだろう…


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