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俺たちは恋人同士

第75章 危機

和也sid

俺は彼の家に行った。

このままじゃいけない…

俺が謝らないと…

ピンポーン!

ガチャ!

玄関は開いていて電気はついていなかった。

俺は中に入った。

電気をつけると彼はソファーで横になって顔を伏せている。

和也「相葉…さん…?」

彼は顔を上げてこっちを向いた。

雅紀「ニ…ノ…」

弱々しい声で俺の名前を言う…

彼は起き上がり俺は隣に座る。

和也「あのね…相葉さん…」

俺が話をすると彼は耳を塞いだ。

和也「えっ…相葉さん…?」

雅紀「別れ話は…聞きたくない…」

彼は耳を塞いで言った。

俺は彼の手を外した。

和也「違う…聞いて…?」

彼は涙を溜めていた。

和也「俺が体調不十分でイライラしてたの。あなたのことが嫌いになってとかじゃないんだ…暴力振ったら危ないし傷つけたらいけないと思ったんだ…」

彼の目からは涙が流れた…

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