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ワタシの履歴

第1章 自分勝手

時計の針は、20時近くをさしていた。

「あっ!…ヤバイ…」

私は顔をしかめて言った。

「どうしたの?」

と、由美。

「8時になっちゃう…帰らなきゃ…」

「そっかぁ…また明日ね!」

由美の目が光った気がした。


男の子3人にも門限の事を話したら

「あ…じゃあベル番教えてよ」

智が私に聞いてくれた。

「え…?あ、うん!」

私と智はベル番を交換した。

チラっと由美を見ると、少しソワソワした様子。

『由美がこっちを気にしてる…』

ちょっと優越感だ。

でも私は帰らなきゃならない。


帰る時の、由美の含み笑いに似た笑顔が気になったが、急いで家に帰った。

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