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ワタシの履歴

第11章 別れ

「う…浮気?」

「…うん…」


優介は、あの連絡がとれなくなった大晦日の夜、地元の同級生の男女数人で友達の家で飲んでいたらしい。

そのうちの一人と、ヤってしまったそうだ。


「だからって、別れるなんて私言って無い!」

「違う…」

「私が許せばいいんでしょ!」

「違うんだよ…もう、付き合っていくのが無理なんだ…だから浮気したんだ…」

「…ま、待ってよっ!」

焦った。

心臓はドキドキして、声も震える。

私は涙をこらえていた。

「…ゴメン輝子…俺はもう、輝子を前みたいにスキだと思えない」

いつもと違う優介の声ー

「そんな…」

「浮気は許せないって、輝子言ってたじゃん…」

「許せる!別れるなんて言わない!」

「…分かって輝子…」

困ったような声ー

「1回くらい許す!!」



「…ゴメン輝子。俺が別れたいんだ。ゴメン…」

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