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ワタシの履歴

第12章 無心

『やっぱあの二人だ…どっちだろ?』

席に向かい、恵が言う。

「このコ!このコ!輝子!可愛いでしょ~」

「お~!可愛いじゃん!輝子ちゃん!俺は良雄!よろしくね!」

『社交辞令…軽いなぁ』

と思いながら、私も挨拶をする。

「どぉも!よろしくね!」

すると横にいた男が

「どうも!登(のぼる)です。よろしく!」

と挨拶してきた。

「輝子!登だよ、紹介したい人」

と恵。

『そっか、登君ね…結構イケメンだけど、確かに軽くはなさそう…』

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