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ワタシの履歴

第15章 不信

何時間寝れただろうか…

目を覚ました。

時計を見ると、まだ3時過ぎだ。


また目をつぶる…



『ダメだ!』



武の顔が、武のニヤっとした顔が、武の怒っている怖い顔が、武の私の腕を持った手の感触が、武の体温が、体重が、耳元で言った言葉が…!


じっとしていられない。

目をつぶっては開けて、右を向いては左を向いて…繰り返しながら朝を待った。



7時…パパがやっと出勤して家から居なくなった。

私は起きて、鏡で顔を見る。

『良かった…この位じゃバレないだろぅ…』

武から殴られた場所は、どれも頬やアゴだった為、そんなに目立たなかった。

『もしママに聞かれたら、車のドアにぶつかったとでも言おう』
(私は普段から良くあちこちをぶつけたりしてドジだった)


部屋を出て、階段を降りる…緊張してくる。


洗面所に行き、もう一度鏡で顔を見る…『大丈夫!』


リビングに入り、いつもの様に言った。

「おはよ~」

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