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ワタシの履歴

第17章 春ちゃん

「…大丈夫だった…?」

「武…そこにいるの?」

「いないよ!」

「…大丈夫だったよ、一応…」

「…そっか。良かった…アイツ、ヤバいよな…」

「…」

「アイツさぁ、輝子を恨んでるって言ってたんだ」

「…恨んでる…?私、何かした?」

「中学の時、アイツにチョコあげたろ?アイツその事涼に言ったんだよ。軽い気持ちで」

「涼に?」

「そう。涼は輝子の事スキだったからさ。冗談まじりだったけど自慢気に言っちゃったんだ」

「涼が…そうだったんだ。知らなかった」

「それに涼が怒って、武をいじめるようになったんだ」

「いじめ??」

確かに、2年になると、豊と涼と、違う男子数人で、武をパシリみたいに使ってたりからかってたりしていた。

私は裕太というスキな人ができて、そっちに夢中だったため、いじめだったなんて気付かなかった。

「でアイツ、輝子がチョコをくれた事が原因だって思うようになって…おかしな話だけど…」

「そんな…」

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