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ワタシの履歴

第17章 春ちゃん

『確かに…』

と思って、店内を物色した。

そこにあった、プラダのピンクの財布が目にとまり、それを買おうとした。

「あ!これ可愛い!」

私はピンクがスキだ。

「あぁ、輝子ちゃんらしいね!」

「うん!これにする!」

春ちゃんは、私が手に取ったその財布をパッと持ってレジに向かう。

レジに着く前に、私は春ちゃんを引き止めて

「いい!自分で買う!」

と言ったが、春ちゃんは

「いつも輝子ちゃんの笑顔に励まされてるから、お礼位させて」

と笑顔で言った。

もう一度断ったが、春ちゃんも引かなくて、結局春ちゃんに買って貰った。



その財布、今はもう使って無いけど、引き出しに大切に仕舞ってある。

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