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ワタシの履歴

第21章 選択

考えていると、もう夕方になっていた。

直留守に設定していた携帯を見ると、留守電が入っていた。


私は恐る恐る留守電を聞いた…

『輝子?電話に出て』

『昨日はゴメン…お願いだから電話に出てくれ…』

『話したい。電話に出てくれ…頼む』

きっと暴言が入ってるだろうと思った私は驚いた。

『とりあえず、話はしないと…』

と思って、直留守を解除すると、携帯が鳴った。


『龍平からだ…』


留守電を聞く限り、怒ってはいない…

でも、やっぱり怖い…


どうしよう…


不安で怖くてドキドキしながらも、私は電話に出た。

「…もしもし…」

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