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ワタシの履歴

第24章 嘘

『な…なんで…?』


ぐるぐると、頭の中には色々な想像が駆け巡る。


『龍平が…他の女と…抱き合ったりキスしたり…セックスしたのか!?』


心臓は激しく動いている。


『どうしよう…どうしよう…』


夫は間もなくお風呂から上がってくる…

とにかく、聞くしかない…


私は、携帯を閉じて、財布を戻した。


【百々音】の名刺だけ持って、書斎を出た。

リビングのテーブルの上に、それを置く。


私は、椅子に座る事が出来ず、テーブルに両手をかけて立っていた。


何分かして、夫がお風呂のドアを開けて出てきた。

「ふぅ~」

と、いつも通りに声を出している。


私は夫が服を着るまで、我慢して待った。


少しすると、洗面所から夫が出てきた。

私は両手をテーブルについたまま、夫を少し睨み、口を開く。


「コレ…なに?」

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