ワタシの履歴
第26章 衝撃
「ママ!大丈夫!?」
と、落ちてしまったママを心配して言ったが、それさえも聞こえていない。
私が見えていない。
骨折した足も痛いはずだ…
正気な時は、少し動くだけで痛がっていたのに。
なのに、全然痛そうにしていない…
看護師サンを呼んで、一緒にママをベッドに戻した。
何かから逃れていたママは、今度は目が痒いらしく、執拗に目をこすり始めた。
「ママ!目傷つけちゃうよ!」
と言って手をどかすも、必死に目をこする。
私は、先生に言った。
「すみません…両手を縛って下さい…」
『ママのためだ!』
本当は、縛られているママなんて見たくない!
でも、ママにこれ以上怪我までさせたくない。
先生は気持ちを汲んでくれて、両手をベッドの左右の手すりにそれぞれ余裕を残して縛り付けてくれた。
少しなら、両手は動かせる範囲に。
と、落ちてしまったママを心配して言ったが、それさえも聞こえていない。
私が見えていない。
骨折した足も痛いはずだ…
正気な時は、少し動くだけで痛がっていたのに。
なのに、全然痛そうにしていない…
看護師サンを呼んで、一緒にママをベッドに戻した。
何かから逃れていたママは、今度は目が痒いらしく、執拗に目をこすり始めた。
「ママ!目傷つけちゃうよ!」
と言って手をどかすも、必死に目をこする。
私は、先生に言った。
「すみません…両手を縛って下さい…」
『ママのためだ!』
本当は、縛られているママなんて見たくない!
でも、ママにこれ以上怪我までさせたくない。
先生は気持ちを汲んでくれて、両手をベッドの左右の手すりにそれぞれ余裕を残して縛り付けてくれた。
少しなら、両手は動かせる範囲に。