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ワタシの履歴

第30章 命

血液検査の結果では、いつ意識を失ってもおかしくない程、血糖値が下がっていた。

確かに、少しフラついていた。

龍平に言われても、引き下がらなくて良かった…

レントゲンでは、異物は無かったが…

「胃の出口に腫瘍がありますね…良性だといいんですが、どちらにしても胃の出口を塞いでしまっていますので、手術してとらないといけません。このままだとご飯も通らないので大変危険です。このまま手術して入院した方がいいと思います。」

ビックリした…腫瘍?

どっちにしろ手術…じゃないと食べても吐いてしまって、栄養が摂れない…

その場で夫に電話をした。

「今すぐ手術して入院が必要なんだって…いい?」

すると…

「手術!?」

この言い方は、チェルシーを心配してるんじゃない。

面倒臭そうな言い方だ…

「いくらかかるんだよ!?」

「…聞いてみる」

先生に聞くと、だいたい5万はかかるとの事。

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