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ワタシの履歴

第31章 終末

安楽死の考えも少しあった私に、たくさんの『生かして』『頑張って』の声を貰った。

それは確かに励みになったが、あの言葉は決意させてくれた。

最後まで、生きようとする力を信じて治療しよう。


そんな中、離婚の話は引っ越す日時まで決まっていた。

6月2日に、カーフェリーで。

飛行機は、チェルシーと離れてしまうから、カーフェリーにした。

ゲージと私の荷物を積んだ車で苫小牧港まで行き、キャリーにチェルシーを移す。

そのキャリーがすっぽり入るバックがあったのでそれに入れて、上にタオルをかけて目隠しをする。

カーフェリーの泊まる部屋は、雑魚寝や相部屋は安いが、チェルシーは別のペットホテル状になっている部屋になってしまう。

私はチェルシーに3時間置きにご飯をあげたりしなくてはならないし、何より心配で一緒に居たかったから、貸し切りに出来る4人部屋の和室にした。

1人で利用の場合2人分の料金を払うのだが、お金ではかえられない…

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