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ワタシの履歴

第31章 終末

そして、もう一つ。

リストカットした事も話した。

ママは、涙を流しながら私を真っ直ぐ見て、うなずきながら話を聞いていた。

そして…

「そんなに我慢しなくて良かったのに…」

と言ってくれた。


次の日の4日、北海道の先生から頂いていた2通の紹介状のうちの1通を持って、実家から数キロ離れた所にある動物病院にチェルシーを連れて行った。

ママも助手席に乗り、病院を終わったあとそのまま千葉のマンションに移動した。

私は両親と共に、千葉で仕事を探して住む事にしたのだ。

けど、チェルシーの看病がある今は、働くつもりは無い。

3時間置きに必要な食事や世話は、ママには分からないし難しいだろうし、なにより私はチェルシーを最後まで看病すると決めたからだ。

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