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ワタシの履歴

第31章 終末

次の日の5日。

チェルシーは相変わらず、少しずつ歩かなくなっている。

ゲージから出たそうにする時だけ出してあげて、それ以外はハンモックやゲージの床で寝ている。

シリンダーであげる食事は、段々イヤがってきていて、私はチェルシーの首を掴み、口の横から無理矢理あげていた。

お腹は空いてるだろうに、吐き気がするから食べたくないんだろう…

本当に可哀想でならない…

フェレットは、猫のように首の後ろを掴むと、おとなしくなるのだ。

元気な時は、それでも足をぶらぶらしたり頭を振ったりして抵抗したもんだが、体力が落ちているチェルシーは、首の後ろを掴めば、持ち上げなくても抵抗しなくなった。

無理矢理あげるのは、本当に心が痛んだ…

最後まで看病すると決めたが、でも、3時間置きに無理矢理あげる食事や、日に日に弱っていくチェルシーを見て、私の気持ちは毎回揺らぐ…

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