テキストサイズ

ワタシの履歴

第33章 支え

温泉旅館に来てから、高田くんは頻繁にメールをくれた。

きっと、慶太とあった事を心配して、私が落ち込まないように。

私がどうしようもなく落ちてしまった時は、電話もしてくれた。

そのうち、私も高田くんも休みの日は、1時間半の道のりを運転して迎えに来てくれて遊びに行く事も増えていった。

そんな日々を過ごすうちに、私は落ち込む日は少なくなっていき、高田くんのおかげで、私は慶太との事を思い出さない日は多くなった。

彼が、住み込みの間の、私の支えになったのは間違いない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ