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ワタシの履歴

第34章 複雑

それからその日は、高田くんも私も何もなかったようにいつも通りに過ごし、夕飯を食べた後に帰宅をした。

一人になり、高田くんの事を考える…

あの時、私が心が痛んだのは…少なからず彼を好きだったから…?


今までの彼の優しい言動を一つ一つ思い出していった。

離婚して…常に近過ぎないいい距離から元気をくれた。

慶太との時も…住み込みに来てからも…常に私を気にかけてくれた。

いつも優しく…


でも…高田くんだ。


男として意識した事は一度も無い。

身長も私より少し高いだけで、体型はどちらかというと細い方に入る。

髪型はいわゆる何もいじっていないスポーツ刈り。(今は言わない?)

嫌いなタイプでは無いが、男として意識出来るタイプでは無かった。

正直、本当に【友達】だった。

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