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ワタシの履歴

第34章 複雑

ーそして千葉に戻ってきてから2週間が経ち、ホームゲレンデがOPENする1週間前から、私は居候をさせて頂く民宿に移動をした。

ホームゲレンデは、いわゆる有名なリゾートゲレンデではなく、マイナーで空いているスキー場だ。

おかげで練習しやすく、しかもスノーボードスクールの校長はスノーボード界では有名で、もちろん技術もすごい。

上達をするにはもってこいなスキー場だ。

リゾートゲレンデでは無いが、スキー場から3km圏にはペンションや、民宿村が拡がっている。

その中の1つに、私が今シーズンお世話になる民宿があった。

【民宿○○○】


着いてすぐに、挨拶と手土産を渡し、毎年居候やスタッフが泊まる時に使う、4畳半の部屋に荷物を運んだ。

旦那さんは無口で、人見知りな人。

それを、奥さんのたまに聞き取れない程の早口(笑)と元気さで、うまく民宿として成り立っている。

娘は2人いて、1人は東京、もう1人は地元の高校に通っている。

娘さんの間に息子さんがいて、この時は19歳だった。

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