
ワタシの履歴
第34章 複雑
着いた次の日から2日間、私は風邪で寝込んだ。
彼は心配してくれて、私は「どうせ会えないしいいよ」と断ったのだが、「何か持って行く」と言って、私のスキなプリン2つとお菓子を買ってきてくれた。
プリンは渋川伊香保にあるプリン専門店のもので、以前高田くんと行った時に食べて、私がすごく気に入ったやつだった。
私が寝込んだ土日は、まだスキー場がOPENしてないため、宿泊客は0だ。
来て早々で迷惑をかけてしまったが、いない時期でまだ良かった。
彼はお見舞いを奥さんに渡したら、すぐに帰った。
奥さんが部屋をノックした。
「輝子ちゃん?起きてる?お見舞いにって高田さんって人が持ってきたよ?入るね?」
「はい、大丈夫です」
「はい、これ。なんかすぐ帰っちゃったけど。お茶でも飲んでいけば良かったのに」
「あ、ありがとうございます。なんか、まだ仕事があるらしいです」
「そうなんだ。どこの人なの?」
「高崎です」
「あら、ここからじゃ高速も使って2時間くらいかかるじゃない!わざわざ?」
「いいって言ったんですけど…なんか心配してくれまして」
「そう…彼氏?」
彼は心配してくれて、私は「どうせ会えないしいいよ」と断ったのだが、「何か持って行く」と言って、私のスキなプリン2つとお菓子を買ってきてくれた。
プリンは渋川伊香保にあるプリン専門店のもので、以前高田くんと行った時に食べて、私がすごく気に入ったやつだった。
私が寝込んだ土日は、まだスキー場がOPENしてないため、宿泊客は0だ。
来て早々で迷惑をかけてしまったが、いない時期でまだ良かった。
彼はお見舞いを奥さんに渡したら、すぐに帰った。
奥さんが部屋をノックした。
「輝子ちゃん?起きてる?お見舞いにって高田さんって人が持ってきたよ?入るね?」
「はい、大丈夫です」
「はい、これ。なんかすぐ帰っちゃったけど。お茶でも飲んでいけば良かったのに」
「あ、ありがとうございます。なんか、まだ仕事があるらしいです」
「そうなんだ。どこの人なの?」
「高崎です」
「あら、ここからじゃ高速も使って2時間くらいかかるじゃない!わざわざ?」
「いいって言ったんですけど…なんか心配してくれまして」
「そう…彼氏?」
