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ワタシの履歴

第4章 孤独

私は自分から先に教室を出た。

私の机をどかすのなんて見たくない…


いつもは余り使わない通路のトイレに行き、数分待ってから佳子の元へ向かった。

なるべく、クラスの女子に見つからないように。


佳子は、窓際の彼氏の机に、彼氏と向き合って座っていた。

私は『無視されたらどうしよう…』と、不安な気持ちで声を掛けた。

「…佳子…」

私を見て少し驚いた顔をしたが、佳子は返事をしてくれた。

「あ、…うん。」

「ご飯中ゴメンね。話していい?」

「うん、大丈夫だよ」

彼氏と残り少なくなったご飯を食べながら話を聞いてくれる佳子。

「あのさ…私、なんかしたのかな…考えたけど分からなくて…」

「うん…そっか…」

「なんで皆シカトするのかな…佳子も知ってるんだよね?教えて?」

佳子は、ちょっと困ったような、悲しそうな顔をして話してくれた。

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