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ワタシの履歴

第35章 複雑②

返信しなかったからか、洋平クンも宿題に集中していたからか、その日はもうメールは無かった。


次の日になり、また電車に乗って講習会場に行った。

2日目は、午後2時位には解放されたと思う。

洋平クンは、休憩のたびに私に話しかけてきた。

昨夜返信しなかった私に、こう言ってきた。

「ねぇ、これからもメールしていい?」

きっと、私が迷惑がってるんじゃないかと思ったのだろう。

「え?もちろん!」

別に迷惑では無かった。

ただ、タイミングが悪かっただけだ。

メールにすぐ返信しなかったのは、親しい人でもないし、すぐに返信するような内容でも無かったからだ。


基本、私はメールが好きだ。

でもたまに、他の事にとらわれていて、返信がおろそかになってしまう時がある。

それは今でも。

どんなに親しい友人からのメールでも、確認だけして、頭の中でそれを呑み込み、返信を先伸ばしにしてしまう事がある。

そして、頭に呑み込んでいるため、返信しているつもりになってしまって、返信していない事を忘れてしまう事もある。

良くない事だ。


2日目の講習が終わって解散になった時、洋平クンが彼女の前で私に言った。

「ねぇ、今から飲みに行かない?」

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