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ワタシの履歴

第35章 複雑②

会場を出て、ズッキーと駅前にあるビアバーに行き、ズッキーはビールを、ビールが苦手な私はカクテルを飲みながら話した。

「よ~!なんか景気良さそうじゃない?」

ズッキーが言った景気とは、調子とか異性関係の事だ。

「いや~なんもだよ」

私は苦笑いをして答えた。

また~と言った顔を向けてズッキーが言う。

「さっきのだってそうなんじゃないの~?」

「さっきのは、席が隣だったから話すようになっただけだし。それに彼女いるっぽいけど?」

「そ~なの?あの一緒に居たコ?」

「そうじゃないかなぁ?」

「いや~彼女じゃないんじゃない?彼女だったら目の前で他の女の子の番号聞いたりしないでしょ~」

「まぁ、私もそれはどうかと思ったけど。でも、○○○に滑りに来たいって言ってたから、二人で来るつもりとか」

○○○とは、私の、そしてズッキーのホームゲレンデだ。

「それにしたって、輝子ちゃんに気がある感じにしか見えなかったけどなぁ?」

片方の眉を上げてズッキーが言った。

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