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ワタシの履歴

第4章 孤独

そんな気持ちのまま、午後の授業中。

誤解をとくべく、私は静にまたメモを投げた。

メモには、佳子に言ったように、彩夏と金曜日に話していた事、そして最後に『彩夏も返して欲しかったら言ってくれればいいのにさ…』と書いてある。

静はそれを読み終えると、また返事を書いてくれている。

きっと『そうだったんだ、誤解してたよ。ゴメンね。彩夏もどうしたんだろうね』なんて書いてあるに違いない。


間もなくして、静から返事がきた。


…私は期待を裏切られた。

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