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ワタシの履歴

第36章 無節操

彼は起き上がり、座ってマッサージを受けていた。


「…どう?痛く無い?」


「うん、だいぶマシになってきた」


「そう、良かった」


と笑顔で言うと、雅俊くんは右手で私の手を引っ張り、左手で後頭部を持ち、キスをしてきた。


「ん!?」

突然の事で驚き、反抗する間もなく、雅俊くんはすぐに離れた。


「ど、どどどうしたの!?」

驚きと恥ずかしさで、自分で顔が赤くなっていくのがわかる。

すると雅俊くんが言った。

「思った通りの人だった。明るくて優しくて可愛いね、輝子ちゃん。誰かに取られる前に、俺の物にしたいな」


「…え?…えぇぇ??わ、私が??い、いやいやいや!そんな事無いし!」

「いや、絶対誰かに取られる!…モテるでしょ?自覚無いの?」

「…分かんない。確かに何人かには言われたけどー」

「ほらね!」

「で、でも、そんなそこまでは無いよ?」

「いや、輝子ちゃん気付いて無いだけだね。それにみんな奥手なんじゃない?…俺は違うよ?」

そう言って私の方へ寄ってくる。

「え?…ややや、そんな事はっ」


ーなかなかのイケメンにそんなに褒められて、さっきのキスでドキドキさせられて、私は雅俊くんの思う壺だった。

マズイと思いつつも、私は雅俊くんとセックスしてしまったー

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