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ワタシの履歴

第37章 不透明

その後も、シフト作りをしている東くんが私と休みを合わせてくれて、良く一緒にラーメン食べに行ったりした。

でも、私の心はモヤがずっとかかっていた。

高田くんの事…そして晃史くんの事…

お互いに恋人はいるのに、好き合っている東くんとの事…


東くんに、離婚してから、初めて強く心動かされた。

高田くんがそうなのかと思っていたが、彼は違った…

晃史くんとも少し違うー



付き合いたい…東くんと一緒に居たい…


彼女と別れて欲しい…





私は高田くんと晃史くんとの、不透明な関係を終わらせる決意をした。




高田くん……ごめんね。



お別れは、電話でした。

「…ごめん…もう友達としか見れなくて……」

そう言う私に、彼は言った。

「…そっか……なんとなく、そんな気がしてた…」

「……ごめんね……もしイヤじゃなかったら……冬にまた滑ろ?……調子いいけど……無くしたくはないの……」

「……今はそう考えられないや…ごめん…輝子の事、俺本気だったから…」



こんなに優しくてイイ人なのに…どうして高田くんじゃダメだったんだろう…

そう思いながら、影でたくさん裏切ってしまっていた事と…傷つけた事を…悔やんだー





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